妊活で大切な事、た~くさんあるんですが、
その中でも基本中の基本、これやっておかないとぜ~んぶくるってくるよねっていうものをお話しします。
まずは自己チェック、こんなことありませんか?
- 何かとイライラする
- 急に怒ったり泣いたり嬉しくなったりする
- 落ち込みやすい
- よく眠れない
- 寝汗が出る
- 歯ぎしり、くいしばりがある
- 集中できない
- 食欲がない
- 疲れを感じる
- 冷えを感じる
- 頭痛や耳鳴り、めまいなどがある
- 動悸や息切れがある
- 便秘や下痢気味
これは、すべて自律神経からくるものです。
でたでた、自律神経・・・
一体なんなん。
そもそも自律神経ってなんかの神経?
よくわからんけど、妊娠するためには卵子とか精子とか質をよくするためにする方法とか、もっとためになる方法教えて~
・・・と効率優先したい気持ちはわかりますが、
自律神経、馬鹿にしてはだめですよ。
めちゃくちゃ大事です。
というか、これが体を整えるための基本、土台です。
だからこれが整っていないと、体も整わないです。
イコール妊娠しにくくなるっていうことです。
妊娠するためにはこの自律神経がいろんな形でかかわっています。
妊活だけじゃなく、男女問わず、年齢問わず、自律神経が乱れている人は何かしらの不調を抱えている方が多いです。
または、自分で気づいていない人もいます。
そんな人おるの?
と思われるかもしれませんが、自分のことって結構わかっていない。
自分では不調ではないと思っていても、はたから見るとそれ不調やん!ってこと
結構な割合であります。
私統計ではほぼ9割がた、これ・・・
明らかに不調の部類なのに、自分は良好!と思っているとしたら結構な重症!
この自律神経を整えていくと、あらゆる不調が改善されていくことも多々あります。
それがイコール妊娠しやすい体となります。
- 私も自律神経整っていないのかなぁと心配な人
- よくわからない不調を早く改善したい
- 一刻も早く妊娠体質へ変えたい
と思っている人は、何度も読みなおし、実践してみてください。
自律神経とは
自律神経とは自分の意思関係なく、勝手に動くものです。
たとえば、心臓を動かしたり、消化するため胃腸を動かしたり、体を冷やすために汗を出したり、体が勝手に反応して勝手に身体を動かすものが、自律神経です。
もちろん、男女共の生殖器も自律神経で勝手に動いています。
その自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つがバランスを保ちながら動いています。
交感神経は昼間の活動時に活性化され、適度な緊張状態になります。
脈が速くなり、呼吸が浅く早くなり、消化が抑制され、唾液が減少し、発汗を促す
まさにステージに上がって何かの発表をするときみたいな体を想像していただけるとわかりますよね。
ストレスとも関係があり、ストレスを感じているときに働きます。
なので、ストレス過多の人は、常に交感神経優位で交感神経がずっと働いているため、上に書いてあるような症状が出やすくなります。
だからストレスは良くないよっていうのは、ここから来たんですよね。
ある程度のストレスは必要かもしれませんが、常にストレスにさらされていると、本当に身体に何かしらの症状が出ます。
逆に
副交感神経は安静時や睡眠時に活性化され、体をリラックスさせます。
脈が遅くなり、呼吸がゆっくり深くなり、消化を促進させ唾液が増加する
普通の方が寝ている時や、うとうとうたた寝している時、マッサージを受けている時などは、こんな感じですよね
副交感神経が優位な人、常に副交感神経が働いている人は、落ち込みやすかったりやる気が出なかったり、朝起きれなかったりというような症状が出やすくなります。
何となく、副交感神経が多いとよさそうなイメージがありますが、そうではないんですよ。
どちらもないといけないものであり、バランスを保つことが大事なんです。
妊娠に有利な方
そんな自律神経なんですが、妊娠にはどちらが優位だと妊娠しやすくみえるでしょうか?
血流をよくしたり、代謝を良くしたり、体温を上げたりすると、子宮の血流も良くなり、妊娠しやすくなるイメージですよね。
血流をよくするためには、血管が拡張していないといけないですし、血液の流れも良くないといけないですし、深い深呼吸をすると血流が良くなるともいわれています。
まさに、副交感神経の状態です。
ならやっぱり副交感神経が多い方が良いじゃん・・・となりますが、
先程も言ったように多すぎても問題。適度にないといけません。
ただ、この適度っていうのが難しくて・・・
現代人はストレス過多の人が多いため、常に交感神経優位になっているといわれています。
ストレスって、ただの精神的なストレスだけのことを言っているわけではないんです。
寒いとか冷たいとか環境の変化、また食べないことも体にとってはストレスになります。
血管が収縮して血圧が上がり、副腎という臓器から血液を固まらせるホルモンが分泌されて血液ドロドロになり血栓ができやすくなるといわれています。
だからストレス過剰な状態が長く続くと、血栓ができやすく突然倒れる人が見えますよね。
この状態のことです。
当然、血流なんて良いわけがないので、長期にわたるストレスを抱えている人は、妊娠しにくくなるというわけです。
自律神経と子宮の研究では、交感神経が活発になった時、子宮への血流が70%になったという結果もあるそうです。
またこのストレスがかかった状態って、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
ホルモンは脳の視床下部から指令が出るのですが、女性ホルモンも同じく脳の視床下部から指令が出ていて、排卵など起こすようになっています。
アドレナリンなど他のホルモン指令に忙しいと、性ホルモンまで指令が回らないんですよ。
あまりにも忙しすぎて・・・
だから、よく極度なストレス、例えば身近な人が亡くなったりした時、月経が止まってしまうとか聞いたことないですか?
この状態です。
ストレスが大きいと、そちらの指令で忙しくて排卵なんていう指令は出ないです。
人間の体はよくできていて、生きていくための機能へ先に指令が行きますので、生殖器はいわば生きるためにあるものではないですよね。
なので、後回しになります。
また、交感神経優位だと、体がどんな状態になるかもう一度思い出してください。
唾液の分泌量が減り、消化が抑制されるという状態、食べれないという状態になります。
人によっては食欲が抑えられる、ラッキー!
っていう人もいるかもしれませんが、それは大間違い。
元気なおばあちゃんを思い出してください。
90歳過ぎてもお肉をたくさん食べ、食欲が減らずたくさん食べるおばあちゃんってめちゃくちゃ元気じゃないですか?
人間は食べないと元気でないです。
なぜか。 栄養が満たされず偏った栄養、もしくは全く栄養が回っていない状態だとエネルギーも足りず心も体もずーんとなります。
食べないから栄養がなくなり、さらに食べられなくなる。
食べないと消化するための酵素も出なくなるので、どんどん食べられなくなっていきます。
食べようと思っても食べられなくなっていきます。
こういう女性、とても多くなってきているといわれています。
わざと食べないようにしている人もいますが、食べられない人も多い。
これが交感神経優位になっている証拠です。
消化するための唾液が出ていない、消化できないから食べられない、消化の働きも抑制され、胃が痛くなったり胃がもたれたりするので食べられない。
食べないから栄養も取り入れられないし、消化できないから栄養不足になる。
エネルギー不足になり、妊娠から遠ざかる。
という悪循環です。
だから妊活にストレスは良くないですよっていうのは、こういう深い理由があるんです。
とはいえ、ノーストレスにすることってそんな簡単な事じゃない。
だから交感神経優位になっちゃうのは仕方ないよね・・・
だといつまでたっても妊娠体質へ向かいません。
ならどうしたらよいか、その方法をお伝えします。
自律神経を整える方法
自律神経には生活習慣と食習慣が大いに関わっています。
心臓を動かしたり止めたり、なんていう自律神経は自分ではどうにもできないですが、それを自分の意思で習慣を変えるだけで整えていくことは可能なんです。
大まかに言うと、
- 睡眠を見直す
- 血糖値を乱高下させない
これだけは見直してみてください。
睡眠で注目する点は3点。
- 寝入り
- 就寝中
- 寝起き
この3点に着目します。
まず寝入りですが、中々寝付けない人は、理由があって寝付けないことが多いです。
例えば、寝る直前までスマホを見ていたりPCをみていたり、煌々と明かりがついていたりしていませんか?
そんな状態では寝つきが悪くなるのは当然です。
最低でも寝る1時間前にはスマホ禁止、照明も落とした状態にするのがベストです。
また色々考えすぎたり、面白い本を読みだしたりすることも寝入りを悪くすることに繋がります。
あまり興味があることはやめ、仕事のことや生活のことは、できるだけ頭から離し、ぼ~っと過ごすことが寝入りを良くします。
そして、お風呂に入る。
これ、結構大事です。
特に夏はシャワーで済ませてしまう人多いですが、お風呂に浸かって一度体温を上げ、下がってくる頃に眠気が来るんです。
だからお風呂に浸かって一旦体を温めて上げないと、シャワーだけでは温まっていませんし、体の疲れもとれません。
私的統計では、お風呂に浸からない人の不調者、結構な割合でいます。
なので、できるだけお風呂に浸かるという習慣をつけてください。
そこで何も考えず、ぼ~っと過ごすことが、寝入りをよくすることにもつながります。
そして、就寝にはホルモンが欠かせません。
寝入りに出るメラトニン、これが眠りを誘い、そして就寝後、成長ホルモンがでます。
私も、成長ホルモンは子供だけだと思っていましたが、大人でもめちゃくちゃ大事なホルモンです。
ストレス発散、免疫力アップやけがの修復など細胞の再生には欠かせないものであり、若返りには欠かせないホルモンです。
卵子の若返りにも関係してきますよね。
しかも寝ることによって痩せるというのは、この成長ホルモンのお陰です。
しっかりこのホルモンを出せるかどうかで、これらの効果が出るかどうかにかかってきます。
朝型になるとコルチゾールというホルモンが出て目覚め、朝日をしっかり浴びることで昼間に活性化するセロトニンが出てきます。
メラトニンとセロトニンはシーソーのような関係なので、どちらかが出ないと片方も出なくなります。
要するにしっかりとした就寝をしないとホルモンも出ないということです。
睡眠中覚醒してしまう方は、血糖値の問題があります。
これが血糖値を乱高下させないということに繋がりますが、常日頃、血糖値の乱高下をさせるような食事や生活をしていると、自律神経が乱れてきます。
血糖値は上げるホルモンと下げるホルモンがあるのですが、上げるホルモンが5つあるのに対して、下げるホルモンって1つしかありません。
だから、常日頃、血糖値を上げるような食事ばかりしていると、ホルモンのバランスが乱れ、それが自律神経の乱れに繋がります。
それがあの最初にあげた症状、イライラしたり、震えが出たり冷や汗が出たり、眠気が出たり、といった体に不調という形となって現れます。
だから妊活には血糖値の乱高下は禁物、血糖を上げない食べ物を食べよう・・・としている理由はここにあります。
ぜ~んぶつながっているんです。
すごいですね。
だから1つが良くなると全部が良くなっていくし、1つが悪くなると全部が悪くなっていくっていうことは、だんだんわかってきたと思います。
体を1つ整えれば、だんだん、あちこちが整いだし、それが体質改善となり、気づいた時には妊娠に至っていたというケースがあります。
自分の性格だと思っていたイライラや落ち込み、自分の体質だと思っていた便秘や食べられない体質、これらは性格でもなく、生まれつきの体質でもなく、自分で習慣を変えるだけで変わっていくものです。
今日から、できるところから取り組んでみてください。
これをふまえ、妊娠するために今日からしてみようと思うことを下のコメント欄から是非お送りください。
送っていただくだけで、潜在的に脳に刷り込まれ、妊娠方向へ導かれますよ~
またこんなときどうする?どうすればいい?など、お気軽にコメント欄からお送りくださいね。